元クアルコム幹部のマーシイ・レンドゥチンターラがインテル幹部に

クアルコムのチップ事業共同統括者を務めたマーシイ・レンドゥチンターラはインテルに新設されたクライアントおよびインターネット・オヴ・シングズ担当プレジデントに就任することが判明した。
レンドゥチンターラはインテルCEOブライアン・クルザニッチの直属となり、配下には4つのエンジニアリング・チームを編成することになる。プラットフォーム・エンジニアリング・グループ(クアルコム幹部から移籍したアミール・フェインタックが率いる)、クライアント・コンピューティング・グループ(カーク・スコウゲンが率いる)、インターネット・オヴ・シングズ・グループ(ダグ・デーヴィスが率いる)、そしてソフトウェアおよびサーヴィス・グループ(ダグ・フィッシャーが率いる)である。
クアルコムは木曜日に、チップ事業統括者としてクリスティアーノ・アモンを任命し、レンドゥチンターラは退社することを発表した。
アモンの昇進を決定したのは1か月以上前のことだが、クアルコムは発表を保留にしていた。レンドゥチンターラはクアルコム社内でべつの役職に異動することになる可能性を検討中だった。同社の事情に詳しい人物の1人が明かした。
クアルコムは今回発表した声明文で、この情報を事実上認めたことになる。「1か月前、弊社はコープレジデント設置による経営体制から、QCT体制への移行を決定しました」と同社は述べている。「クリスティアーノ・アモンはチップセット事業担当プレジデントとして内定し、マーシイはクアルコム社内でべつの役職の提示を受けたものの、彼自身退社する選択をしました」
今回の人事はチップ部門が昨年、主力製品であるスナップドラゴン810のトップエンド機器(とくにサムスン)への搭載を思ったほど達成できなかったことを受けたものである。
後継としてスナップドラゴン820が投入され、クアルコムサムスンのチップ工場での生産へと移行した。この決定は韓国を本拠とする同社の事業を支援することを狙ったものである。取材した関係者によると、820は少なくともギャラクシーS7機器の一部製品に採用される見通しだという。続きを読む
(From the Re/code blog post. Thanks to Ina Fried.)