アリババは2016年に投資および買収を執行する資金が380億ドルに達する見込み

アリババは推定で、380億ドルを上限とする取引(買収および投資)案件を執行する資金力があるとBNPパリバのアナリスト調査によって判明した。木曜日午後にブルームバーグが報じた。
これは高額である。今年、イーコマースの巨人である同社は150億ドルを費やしたばかりである。
そこから、アリババの中国におけるインターネット競合他社テンセント(2016年に350億ドル程度を投じることが可能な資金を保有)とバイドゥ(150億ドル程度)を上回る資金であることが前述のリポートで判明した。
ブルームバーグの記事によると、今年ビッグスリーというべき3社がとくに資金を振り分けたのが、O2O(オンライン・トゥ・オフライン)サーヴィス、すなわちスマートフォンから食事配達の注文や、配車予約を行なうサーヴィスである。ブルームバーグによるデータではBATとよばれる3社が同分野に投じてきた買収資金は今年現時点で300億ドル程度と見込まれるという。
だがテンセントとアリババが300億ドルのうち実質ほとんどを(半々程度)占めており、バイドゥが実際に投じた金額は10億ドルにも満たない。
O2Oとはべつに、テンセントの成長は「オンライン・ゲームがモバイル普及の後押しで好調、さらに広告収入が伸びた」とブルームバーグは述べている。
BNPのアナリストであるヴェイサン・リンは、アリババとバイドゥは来年の成長鈍化が見込まれると注記しており、オンライン・ショッピング市場が中国で飽和していること(ほんとうだろうか?)、モバイルの成長に陰りが見え始めていると指摘している。続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Michael De Waal-Montgomery.)