グーグル・マップスのiOS版でオフライン・ナヴィゲーション機能が追加、さらに人気店の営業時間やガソリン価格も検索可能に

グーグルは今日、iOS向けグーグル・マップスのアプリ更新で新機能を付与した。このアプリはアップルの「アップストア」から直接ダウンロードが可能(iOS7以上が要件)。
アプリ更新履歴にはただ「世界各地の100万箇所を超える『イマ人気』を見つけましょう」と、「合衆国とカナダではスタンドを探す人にガソリン価格もお知らせできます」との記載がある。それより大事な機能はオフライン・サポートである。
グーグルはヴェンチャービートの取材に応じて、イーメールの回答でiOS向けアプリのオフライン・サポートが開始したことを公式に認めた。 つまりは、世界のどこかの地図を、あなたのケータイにダウンロードできるようになるということだ。そのおかげで「次回にたとえば地方の道端や、地下の駐車場で電波がないときでも、グーグル・マップスは平常と同じように動くのです」という。

これまでiOSのユーザはオフラインだと地図の閲覧のみと利用が限られていた。これからはドライヴ時の左折右折箇所の通知や、目的地の検索も一部可能になる。 さらに、場所については営業時間や問い合わせ先、人気のレーティングまで調べることができる。こういった機能はアンドロイドでは先月より利用できたが、iOS向けアプリでの提供は「まもなく」始まるとグーグルは表明していた。いまがそのときとなった。
営業時間といえば、iOSアプリは今回、人気店の営業時間を表示できるようになった。お店が開いているか知りたいのに加えて、iOSユーザの場合世界各地の100万以上の店舗や施設で週のうちどの時間帯が混雑するかをグーグル・マップス内で知ることも可能となる。そう、これはホリデー期間に合わせて追加されたのだ。
そして最後に見逃せないのが、iOS向けグーグル・マップスでもガソリン価格を調べることが可能になった。これはアンドロイド・ユーザでは数か月前から利用され好評だった機能だ。ただ、残念ながら前述のとおり合衆国とカナダのみでの提供となる。グーグルは今後どの国で展開するか予告はしていない。アメリカとカナダの人は近くのスタンドでガソリンがいくらか知りたいとき、「ガス」とか「ガス・ステーション」と検索すればよい。1ガロン(または1リッター)あたり数セントの節約にも役立つ!続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Emil Protalinski.)