オキュラスがフリップボード元幹部でフルでSVPを歴任したユージン・ウェイを動画担当幹部に起用

オキュラスはフェースブック傘下の仮想現実スタートアップだが、フルでシニア・ヴァイス・プレジデントを務めたユージン・ウェイを動画担当幹部に起用した。直近では、ウェイはフリップボードのプロダクト統括者を務めている。また、90年代から7年間アマゾンで勤務した。
ウェイは実質オキュラスに11月より務めており、リンクトインに載せた自身のプロファイルでもそうなっているが、今回の職名に今週までは変更していない上、ツイッターでの略歴も同様だった。VCのハンター・ウォークがこの変更を目ざとく発見してツイートしている。オキュラスのスポークスパーソンはウェイの新たな職名について公式に認めた。
ユージン・ウェイのツイート:

@hunterwalk さん、さすが目ざといデスネ。僕は今度の仕事が楽しみでワクワクしてます

弊誌ではこの「動画担当幹部」が何を担当するのか正確には承知していないが、判っているのは次のことである。フェースブックは動画を重視してきたし、仮想現実も同じである。最近でもニューズフィードで仮想現実を思わせる360度視界の動画機能を導入した。そのうえ、オキュラスのストーリー・ストゥーディオを通じ、独自コンテンツ制作にも着手している。マーク・ズッカーバーグは兼ねて、モバイルの次にコンテンツ消費のプラットフォームとして期待できるのは仮想現実だと表明している。そうなると、オキュラスで動画担当幹部になるのは重役といえそうだ。
もしあなたがコンテンツに関心が強く、インターネットを日々暮らしの場としているならば、ウェイのブログ記事を参照されたい。彼はフェースブック制作の「インスタント・アーティクル」を擁護しつつ、既存の出版社はいままでの職分をとられる心配をしなくていいと論じている。
更新:ウェイ率いるチームが担当するのはオキュラスの新設する仮想現実プラットフォームで、社外の制作者を呼び込む主催者となる。たとえばルブロン・ジェームズの名も挙がっている。ウェイ率いるチームは今後、360度視界の動画を重点とし、フェースブックも普及を推進していく。続きを読む
(From the Re/code blog post. Thanks to Kurt Wagner.)