アカマイ・テクノロジーズの株価が2月に18.3パーセント伸びた理由

アカマイ・テクノロジーズの株価は2015年に18.3パーセント増加した。S&PキャピタルIQによる集計結果参照。インターネット・コンテント配給技術に強みをもつ同社は2月、堅調な第4四半期決算を発表した。すると株価は振り返ることなく進み出した。
第4四半期の営業収益は前年同期比11パーセント増の5億7900万ドルとなり、アナリストの事前予想を3パーセント上回った。決算書最下段の調整後1株利益は5パーセント増の0.72ドルとなり、減益を見込んでいたアナリストの事前予想を上回った。
これに併せて同社は単体であった事業を2社へと分社した。次の四半期から投資家はメディア・コンテント事業の詳細を知らされるほか、その他ウェブ配給事業一般の結果を別個に通知される。
業績見通しについては、第1四半期は概ねウォールストリートの事前予想に合致する数字を経営陣は発表した。
アカマイはこれまでコンテント配給ネットワークに特化した事業から、セキュリティ上の脅威に対する防衛を手掛ける最前線に立つことになった。第4四半期決算でもセキュリティ製品の売上高が好決算を押し上げた。このようにアカマイはクラウド・コンピューティングにおけるセキュリティ・ソリューションでの定番へと自然に進化した。CEOトム・リートンは事業方針への強い確信を明らかにし、実際に1000万ドル規模の自社株買いに着手している。「弊社はエンタープライズのセキュリティにおいては出発点に立ったばかりであり、ウェブ向けサーヴィスの市場規模を超える大きな、ネットワーキング市場規模が期待されます」とアナリスト向けコンファレンスコールで述べた。続きを読む
(From the Motley Fool blog post. Thanks to Anders Bylund.)