ウェブ2.0ブログは09年も健在だ

(This is a translated version of the "Micro Persuasion" blog post. Thanks to Steve Rubel.)
マーク・エヴァンズが、有名どころのウェブ2.0ブログは来年きびしい時期にさしかかるだろうかと論じている

土台となる問題のひとつは、「ジュース」がじゅうぶんあって、ブログの成長を支えることができるだろうか、あるいはすくなくとも現状を支えることができるだろうかだ。広告が、とくに注目を集めたいスタートアップからのものが減少すれば、「テッククランチ」「ギガオーエム」「リードライトウェブ」などには影響するだろうか? 新しいスタートアップの数が縮少したら、読者を惹きつけそうな記事の持ち合わせがゆかなくなるのではないか?

ロバート・スコーブルがコメント欄で、人の動きはブログからソーシャル・ネットワークスに移っていて、これが有名どころを試練にさらすだろうと書いている。
わたしは、有名ウェブ2.0ブログの覇権は2009年もつづくのではないかと思っている。かれらの記事の傾向は時代が変わればあわせて変わるものだとわたしは期待している。ここはひとつ、もう少し踏み込んで考察を3つ挙げておこう。

  • ひとつに、ロバートのコメントについては、ブログ対ソーシャル・ネットワークスはゼロサム・ゲームとは違う。ソーシャル・ネットワークスと検索はわたしたちにとって、ノイズをふるいにかけて、信号を発するホーンを見つけ出してくれるものだ。そうでない場合も、ソーシャル・ネットは従来メディアへのレンズとして働いてくれる。
  • ふたつに、こういったサイトは広告やイヴェントに頼らない収益の流れを多様につくり出すだろう。調査研究がそのふさわしい分野で、かなりの度合いで、旧来の企業を価格競争で置き去りにすることが見込まれる。ギガオーエムはすでに、硬派な調査白書を公開している。データベースはこれからの収益源として期待できるだろう。クランチベースも、ひとかどの価値を切り開いたと言えるかもしれない。
  • さいごに、ブログ購読の需要はありうるだろうか? 言い換えれば、VCに向けたプレミアム版のテッククランチができれば、それなりの値段がつくかもしれない。