グーグル検索データから2009年の茶葉を読む

(This is a translated version of the "Micro Persuasion" blog post. Thanks to Steve Rubel.)
5年前にブログをはじめたとき、わたしは気合を入れて新年の予想を書き、記事にした。多くのブロガーたちはいまでも、この健気な習慣をつづけている。わたしはあるとき立ち止まってみて、後から戻ってきてわたしがなにを言っただのと点検したりする人はいないことに気づいた。またそれ以上に、これは数字に基づいたものというより、腹の虫の居所に聞いているのだった。
そういうわけで、今年はひとつ、データをつかって考察をかたちにしてみようと決めてみた。そうすれば、数字が洞察や行き先を導き出してくれる。わたしが予想よりも趨勢を語るのが好きなのは、それがしっかり基準に基づいているからだ。この18か月のあいだ、このブログでわたしが注力してきたことの大半は、趨勢だ。これを研究するのは、わたしの職業なのだ。
今年使えるようになった、検索向けグーグル・インサイトを開いてみよう。これがいちばん、世界規模のタイム・カプセルと言えそうなものだ。
よく取り上げられているように、検索要求データを集計することで学びとれることは多い。グーグルは、その巨大なシェアと、わたしたちの生活における検索の普及からして、わたしたち自身の母親以上にわたしたちのことをよく知っている。日々わたしたちはそれに加担しているのだ。自分が考え、思い浮かべ、怖れることまで、わたしたちは開示していることになる。このデータは手を加えることが不可能で、履歴は5年前まで残っている。
それを踏まえて、グーグル・インサイトをつかってわたしはデータをまとめ、インターネットの3つの趨勢を浮き彫りにしてみた。これは新しい年をはじめるにあたって、たんに考える手がかりを示すものである(すべての数字は合衆国内限定)。

  • わたしたちはますますソーシャル・ネットワークスに馴れてきている - 驚くほどのことではないが、ソーシャル・ネットワーク関連の検索は2008年で178%成長した。ところが、歴史的に見て、このカテゴリの検索上位はプライヴァシという懸念を反映したものとなっている。今年もやはり例外ではない。上位のキイワードには「非表示 友達」(7位)「非表示 コメント」(8位)が入った。もっとも、2008年のこれらのキイワード検索数は減少している。これはひょっとしたら、国民としてわたしたちが暮らしのなかでソーシャル・ネットワークスにいままで以上に馴れていることを示す最大のものかもしれない。



from steverubel



from steverubel

  • ブロギングは復権のきざしがある - ブログの記事やサーヴィスに関連した検索は2004年に64%の成長をみせた。その後3年間にわたって、横ばい基調をつづけた。ところが、2008年には24%上昇している。この両年が選挙によって押し上げられた可能性が高い。だがわたしの腹の虫はもう少し奥の深い要因があると言っている。ひょっとしたら、一部の人は、この景気後退をしのぐためにブログを強力な個人ブランドのツールとしてとらえているのではないか。「個人ブランド」のキイワード検索はやはり、目だって上昇した。



from steverubel



from steverubel

  • 景気後退はコンシューマのオンライン・ショッピングを加速させる - ことによったら驚いたことに、ショッピング関連の検索は第4四半期に前年比50%成長した可能性がある。2004年と2007年のあいだに12月のこれに相当する検索数はだいたい同じ伸びをみせた。今年はなにかが違う。コンシューマは取引にも関心がつのっている。クーポンに関連した検索は第4四半期に61%成長した。コンシューマがオンラインで取引しつづければ、この趨勢は堅調となるだろう。



from steverubel



from steverubel

データのない洞察は用無しだが、もちろんグーグルもひとつの目印にすぎない。それでも、これはいままでにないすぐれたツールであるし、2009年のどこで風が吹くか見当をつけるうえで、役立つのではないか。これがどう発展していくのか見守るのも、見込みが当たるか確かめるのも、楽しみであろう。