なぜ巨人たちはツイッター検索を出してこないのか?

(This is a translated version of the "John Battelle's Searchblog" blog post. Thanks to John Battelle.)
ダニイがこの記事で、とてもよい問いかけをしている

昨日、ヤフーが相当に熱をあげてきたツイッター組み込み検索エンジンのニューズに続報が入ってきた。これはヤフーのBOSSシステムを採用するという。これにはどうも合点がいかない。なぜヤフーは自前のサーヴィスをつくらないのか? ふつうのツイッター検索サーヴィスでは、だめなのか? グーグルがツイッター検索をつくるという話は?

なるほど、わたしの答えは単純だ: 競争。
ヤフーやグーグルによる「ツイッター検索」がない理由は、両社ともに自前のツイッターをつくりたいからで、そうでなくともリアルタイム検索をツイッター対抗馬に仕立てあげたいからだ。両社がツイッター検索をつくるとしたら、それはツイッターを正統なものと認めることになり、この会社にあまりに強い力を与えることになる。ヤフーは自社の主な検索エンジンとして、台頭しつつあったグーグルを採用したがゆえにグーグルに力を与えてしまったという苦い思い出がある。
そしてグーグルはツイッターを競争相手ととらえていて、しかもツイッター風の機能を「ブロガー」に追加することを抜け目なく考えているはずだ(というのはまだないとしたらの話で、わたしはこのサーヴィスを必ずしもじっくり眺めているわけではない)。理由は? 「ツイートセンス」だ。わたしはグーグルが「アドセンス」を「ツイートセンス」に置き換えようとしていると信じていて、それと同じくらい、ツイッターのチームもコンシューマ向けに設定された広告プラットフォームのスケール版を自前で開発しようとするにちがいないと信じている。これはツイーツ・アンド・サーチをつかって、マーケティングの力によるリスティングを実現させるとツイッター自身が表明しているとおりである。
わたしたちはこれから、フェースブックのときと同じ映画を見ることになる。これは見るのが楽しみだ。