アクビが出そうなのを探している

(This is a translated version of "A VC" blog post. Thanks to Fred Wilson.)
わたしたちは先月、ジェフ・ローソンと彼の会社である「トゥイリオ」との交渉をしていた。トゥイリオが提供しているのは、ウェブで音声用アップスを開発するための、おそろしくシンプルなクラウド・プラットフォームだ。ジェフは結局わたしたちの会社とはちがった方向へと駒を進め、果たして彼は「ファンダーズ・ファンド」とミッチ・ケーパからの融資を取り付けたことを昨日発表した。
わたしたちはトゥイリオがめざしていたものがとても気に入っていたし、トゥイリオがあったら重宝がってくれそうな会社にジェフを紹介してきた。たとえばタンブラーも、トゥイリオを使うことで「コール・イン・オーディオ」なる機能をあっという間に開発してしまった。
わたしはトゥイリオはとてもおもしろいところに目をつけていると思うし、ジェフと彼のチームがこんなにも役立つ、シンプルな音声プラットフォームを開発してくれたことを祝福したい。それからミッチとファンダーズ・ファンドがこのアイディアを支援したことにも賛辞を送りたい。
そういえばわたしはさっき、これはすばらしい投資になるだろうなという論拠を見つけた。昨日、わたしはウォーレン・バフェットの教えの言葉から、ブログに引用した

賛辞を呼ぶような投資の活動には気をつけよう。世の中を変えるようなものは、たいていアクビを呼ぶものなのだ。

わたしは自分が読むブログではしょっちゅうコメント欄にも平気でお邪魔しているのだが、テッククランチがツイリオの投資について書いた記事のコメント欄で、こんなものを見つけた

アーア・・・。
なるほど便利かもしれないね、でもこの手のものに同じような角度で切り込もうとする人はそこらへんにいくらもいるよ。
これは正しいほう: 電話のアップスがクラウドから提供されるようになる、それも誰かの立てたアップ・サーバに組み込まれたモジュールをつかってうまくやればいいんじゃないの。
これは間違っているほう: 電話通信の出番はまだまだある。つまり会社は分刻みのビジネスをやっている。1分1セントくらいのおこぼれはまだある。どうも0.05セントくらいであきらめているようだけれど。だから、この人たちが指をちょっとはじきさえすれば、プラットフォームを通じて数十億分くらいの時間はかき集められるだろう。
これでうまくいく会社は「テルミー」じゃない。「リビット」だったらまあまあ話になるけれど、これだってもう10年くらい前にテレラがやっていたことだ。「エンジェル」あたりがいちばんだろう。
投資家って、自分のカネをつぎ込む相手を理解できていない。

どうやらジェフ、きみは勝者みたいだよ。きみはミッチとファンダーズ・ファンドからこの上ないほどの投資を取りつけたみたいだね。