ツイッターがいつかイーメールでのPR手段にとって代わる? そうかもね

(This is a translated version of "Micro Persuasion" blog post. Thanks to Steve Rubel.)

先月、今月とわたしは国内を訪ねてまわりながらPRの人たちとたくさん会っているうちに、ツイッターIDがイーメール・アドレスにとって代わるものになりつつあることに気づいた。イーメールの署名欄の最初だったりいちばん目立つところに、堂々と書かれているのだ。グラフィックを利用したものを生成してくれるサイトまである。上に載せたようなものだ。
それに加え、この頃わたしの周りでは、ツイッターで直接メッセージをやりとりするとか、ときには返信を公開するかたちをとって、コミュニケーションをとることが身内でも外向きでも多くなってきた。直接メッセージというのはイーメール経由でやってくるが、わたしはお気に入りのツイッター・クライアントをつかって見たり、返信したりすることが多いことに気づいた。「ツイーティー」か、「ツイッターガジェット」をよく使う。
最初はbacnは気に食わなかった。ところがいまではすっかり受け容れてしまっている。それだけでなく、直接メッセージのよさや、そのPRにおける可能性にも最近気づき始めた。そこで思ったことがひとつ: 直接メッセージはジャーナリストがそれで生計を立てられるほどの手段として定着するだろうか? そうなりそうな風は吹いている。
初心者が相手なら、RSSのときもそうだったが、ジャーナリストが人間関係の主導権を握ることができる。PRプロの場合、彼/彼女がフォロウしているのでもないかぎり直接メッセージを記者に送ることはできない。ということは、PRプロは何か価値のあるコンテントを提供することで、記者の目に届くような方法を自分で開拓する必要があるということだ。これは多くの人がしているけれど、皆がしていることではない。ロバート・スコーブルが最近PRプロに向けて書いた文章で、そうしたらいいと言っていた。
ジャーナリストにとっての主な利点といえば、そのPRプロフェッショナルに関係を濫用されたと感じたときはいつでもフォロウを取り消すことができることだ。ただし、スパムがだんだんとツイッター返信にも侵入してきているので、このプラットフォームがメディア広報に与える可能性を台無しにしてしまうこともありうる(ここではツイッター経由の直接メッセージと、観客とのやりとりとを区別している。これはまったくべつなので)。
2番目の利点は、ジャーナリストやブロガーは、PRプロに要請して、ツイッターで140文字以内で文章を書く訓練をして、それを小分けにして次々と流してもらうこともできることだ。これは一部の人がすでに採り入れている「一段落三文以内」方式よりもさらに短いものだ。そこでは要点を手短に書くことが求められる。そうすることで、モバイルにも親和しやすくなるのだ。
公開のツイートを使うこともあるだろうし、公開できない性質のときは非公開の直接メッセージを使うこともあるだろう。もちろん、ツイッターがイーメールをすっかり置き換えてしまうことはこれからも決してない。
いくら急成長して騒がれても、ツイッターはやはり小さいものだ。オプラ事件以前に、「ハリス・インタラクティヴ」が調査したところ、合衆国内で、インターネット漬けの18歳から34歳の世代でも、ツイッターを使っていると答えたのは8%だけだった。それ以外の聞き取り調査の結果は以下のとおりだ。35歳から44歳(7%)、45歳から54歳(4%)、55歳以上(1%)。ネットやイーメールはあまねく行き渡ったが、ツイッターはそうではない。
それでもなお、ツイッターを使うジャーナリストは増えている。このことで、PRプロフェッショナルの人にとって、ツイッターがますます魅力的になっている。ツイッターは、PRの人たちが自分を表現するうえで不可欠なものになりつつある。卵が多少投げつけられたくらいでは、そうかんたんにはだめにはならない。
あなたはどう思いますか? PRプロの人へ、記者との関係を築いたり、ツイッターを使うことを勧めたりしていますか? ジャーナリストの人へ、このような趨勢を心配しているでしょう。あなた方のなかにもツイッターを(個人的にしろプロフェッショナルのコミュニケーション目的にしろ)使う人も多くいるのだから、なおさらでしょう。下のコメント欄に参加するか、ツイッターで@steverubelと付けて返信してください。興味深い返信があれば、それをまとめて次の投稿で書くことにしましょう。