急上昇するツイッターは、新しいユーザにもっと多くの価値を、早く届ける必要がある(1)

(This is a translated version of "John Battelle's Searchblog" blog post. Thanks to John Battelle.)
わたしは最近ちょっと時間を割いて、昔に戻ってみた。というのは、ツイッターの話だ。わたしは新しいアカウントをつくって、サーヴィスを一度も使ったことのない人の気分になってみたのだ。
なぜそうしたか? ツイッターが急上昇していくのを見ていると、なにかとても、とても大事なことが起ころうとしていると思ったのだ。それはサーヴィスの成り立ちに関することだ。数百万もの新しいユーザは、サーヴィスを使っているうちになにか自分にとって便利なことがあるのを発見したのだ。そうでなければ、去っていくはずだ。
じっさい去っていく人はいる。ニールセンの報告が言うのを真に受ければの話だ。これは「ツイッターヴァース」でも先週あちこちで取り上げられたが、報告によるとツイッターを使ってみた人の60%が1か月以内にサーヴィスに立ち寄らなくなったという。ということは、いくら急上昇したところで、ツイッターは手持ちの燃料(つまり新しいユーザの注目)をすぐに使い果たし浮揚力を失うことにもなりかねないということだ(浮揚力というのは、フェースブックやグーグルやヤフーのようなプラットフォームになることだ)。
そこで考えたことがある。新しいユーザがはじめて、たとえばフェースブックのようなサーヴィスにログインしたとき、なにをするだろうか? それは、検索だ。もちろん。
むかしの友達、たとえば元同僚や高校の同級生などを検索するなら、とにかくフェースブックくらい大きな世界で人のつながりを探ってみるのが真っ当だろう。
だからこそ先週ツイッターが検索を組み込んだことは、前に言ったとおり、とても大きなできごとなのだ。
だがわたしに言わせれば、それでも不十分だ。
要点を説明するのに、新しいアカウントをつくったときの経験--というか昔に戻ってみて、ツイッターの新入りみたいなふりをしてみた経験--から話させてもらおう。このサーヴィスはじつにサインアップするのがかんたんだ(スクリーンショットを載せた)。

この画面を終えれば、あなたの友達がサーヴィスに参加しているかどうかチェックできる。これはよくあるイーメールのデータベース検索だが、どのくらいの人が実行するかはわからない。わたし自身ここに出てくるイーメール・サーヴィスはどれも使っていない(少なくともリアルで知り合っている人とはやりとりしていない)。だからこれは使わなかった。(どのくらいの人がこのサーヴィスを使うか、どのくらいの人がこのステップをスキップするボタンを押すかは興味がある。このステップをスキップする人の割合が高いのなら、ツイッターをもっと便利にするための方法としてどんなものがあるのか興味がある。だがこの投稿では、わたしは知らないことにしておく義務がある。わたしの結論は正しいと思っているのだが・・・)。
そのつぎに出てくるステップは、わたしがいちばん興味深いと感じたもので、だが現状の手順のなかではいちばん不満がたまるところだった。ここでは新しいユーザがツイッターでどのユーザをフォロウすればいいか勧めてくれる。
興味深い人たち、たとえばジョン・マケイン、フレッド・ダースト、クリス・アンダーソン、オプラ、ジョン・レジェンドなどがリストにランダムで表示される。これは日ごとに変わっているが、そこに表示された人はフォロワーがロケットのごとく伸びていくという経験をしている。
なぜか? それは、ツイッターの新入りさんたちは「全部フォロウする」を押して、20人くらい、最初に勧められたツイーターをそのままリストに溜め込むことになりがちだからだ。
そこに問題が潜んでいる。と言ったところで夕食のベルが鳴り響いたので、戻ってきてから理由を説明し、どうすればいいかを提案することにしよう。これはすでに多くの人が考えてきたことだとは思うし、べつに自分が最初に言いだした人だと主張するつもりはない。そして・・・わたしは心からツイッターが浮揚力をうまく乗せてほしいと思っている・・・それは、シリコン・バレーから世界へと飛び立とうとするロケットはどれも、自分たちの仕事にとってとても価値のあるものに感じられるからだ。
(part 1 of 2)