グーグル、TVのブランド広告主に後戻り

(This is a translated version of the "John Battelle's Searchblog" blog post. Thanks to John Battelle.)
グーグルはちょっと立派すぎるところがあるが、そのやり方で今月、TV広告を出してきた。
その広告を載せる。

では、なぜわたしは「後戻りしている」と言ったのか? それは、このヴィデオは日本のグーグル社員の誰かがつくったもので(本社のつくったものじゃないってことだよ?!)、「クロム」がクールだってことを宣伝するものだった(広告のためにつくったわけじゃないってことだよ?!)。最初に公開されたのがウェブで(時代遅れのTVで登場したのじゃないってことだよ!)、それがちょっとした評判になって、グーグルはまだ出したばかりの「グーグルTVアッズ」サーヴィスで放映することを決めた。これは古いメディアをアドセンス化しようという同社による試みの残骸だ(従来のメディアのやり方を褒めているわけじゃないよ!)。だがこいつはどうにも意味がない。まったく。なぜかっていったらそりゃ、TVを見ている消費者は広告を見て、これは広告だと判断するから。それはすなわち、いくらグーグルが立派なことをやっているつもりでも、実際やるとなればブランド広告主のひとりになったつもりで、そのように振る舞うしかなくなるということだ。問題は、グーグルにはそんなことできるのか?