ツイッター検索への訪問数が急上昇、ソーシャル検索の台頭する兆し

(This is a translated version of the "Micro Persuasion" blog post. Thanks to Steve Rubel.)
この数か月にわたるツイッターの成長は十分に語られてきた。だがここに、もうひとつさらに興味深い話がある。ツイッター検索への訪問数がやはり、急上昇しているのだ。
コンピート・コムのデータによると、ツイッター検索への訪問数はこの6か月間で400%以上の上昇となった。このサブ・ドメイン単独でも4月に270万のユニーク訪問数を記録した。10月時点での数字は53万6000だった。そしてさらに注目すべきは、このサイトへのトラフィックで、これは公開されていないのだが、4月は24%増加したのだ。

このデータはツイッター全体の成長を強く反映している。ツイッターのユニーク訪問数は10月の340万から、4月には1940万へと伸びた。だが、この検索のサブドメインはどうやら独立した推移をたどっているようなのだ。

それだけではない。ツイッターはいまやメインのインタフェースに検索機能を追加しているが、コンピート・コムのデータはメイン・ページからの検索要求の実行数をもれなく勘定に入れているわけではない。さらにいえば、このデータはたとえばパワー・ユーザが「シーズミック・デスクトップ」「ツイートデック」「ツイーティ」などのクライアントからツイッター検索をかけた数を正確に勘定していないのだ。
そうはいっても、わたしはここになにか本質的なものが見えるのではないかと思っている。技術に精通しているユーザ(それからここにはジャーナリストも含めるべきだろう)はツイッター検索を情報源としている。おそらくこれは徐々にグーグルの検索を侵食しているのだろう。たとえばマーク・キュバンは、自分のブログへのトラフィックをグーグル以上にツイッターフェースブックから得ている人のひとりだ。
わたしはもう1年以上にわたって言ってきたのだが、ソーシャル検索はグーグルを逆転するかもしれない。いまやその習慣は、一部の人にとっては、移り変わりつつあるのではないか。わたしはイースターの土曜日に地元のウォルマート・ストア(ウォルマートはエデルマンのクライアントだ)が開店しているのか確かめたかったのだが、ツイッター検索がいちばん手っ取り早く見つけられる方法だった。
これからもコミュニティを維持できるのなら、検索はツイッターの将来において中枢を占めることだろうし、収益化できそうな第一の場所だろう。だがそれより大事なのは、一部のユーザは明らかに、ソーシャル・コンテントを検索することの価値を得ているということだ。もしフェースブックが検索に本気になり、グーグルが従来の静的な検索ではなくライヴの検索に近づこうと自己変革を試みてきた場合、この分野はもっとおもしろいことになるに違いないのだ。
それから、フレンドフィードがソーシャル検索の王であることも忘れないでおこう。これはほかの誰もできなかったようなことだ--つまり、あなたの友達のコンテントだけを検索するということ。これはやはりすごいことなのだ。