でもグーグルじゃない

(This is a translated version of "John Battelle's Searchblog" blog post. Thanks to John Battelle.)
セス(・ゴーディン)が、「ビング」(Bing)とは「でもグーグルじゃない」(But It's Not Google)の略だという、笑える説を述べている。これはもう1週間以上経ってしまった投稿だが、わたしはちょうど読んでいて追いついたところだ。彼の投稿の後半は、一転してわたしには正しいと思えなかった。彼はこう言っている。

問題は、わたしの知るかぎり、ビングが次のグーグルになろうとしていることである。マイクロソフトにとっての試練は、すでに次のグーグルがそこにいるということだ。人はそれをグーグルと呼ぶ。

わたしは必ずしもマイクロソフトがビングでグーグルを追い越そうとしているのではないと思う。わたしは思うのだが、マイクロソフトはべつの種類の検索アプリケーションをつくろうとしていて、日常的な検索をする人がまず始めに来る場所として、かれらが選択を下す方法をひとつ増やすことに寄与しようとしているのではないか。うまくいけば、これはアドワーズという(ビジネス)モデルによって駆動してきた検索の世界に風穴を開けることになる。わたしにしてみれば、これは新しい方向を見据えた、大きな一歩であり、グーグルにはつくれないようなものである。