ビングと過ごした1週間

(This is a translated version of "A VC " blog post. Thanks to Fred Wilson.)
1週間前にビングにスイッチしてから、わたしのインターネットの使い勝手にこれといった影響は、よい意味でも、悪い意味でも、とくになかった。探していたものはビングでだいたい見つけられたし、その使い勝手を楽しむことができた。というわけで、グーグルからスイッチするべき理由はなにも見当たらなかったので、グーグルを第一の検索エンジンとしている習慣に戻ろうと思う。
もう少し立ち入った感想を書くと。

  • ビングの画像検索はグーグルよりも改良が進んでいる。画像を探したいとき、これまではフリッカを最初に探し、次にグーグルだった。これからは、フリッカを最初に探し、次はビングになるだろう。
  • ビングはソーシャル・メディアの何たるかを知らない。グーグルで「ジョアンヌ・ウィルソン」と検索すると、わたしの妻のゴサム・ギャル・ブログが検索結果第一位に出てくる。ビングで「ジョアンヌ・ウィルソン」と検索すると、最初のページにすら出てこない。
  • ビングの検索結果はグーグルのそれよりも「リアル・タイム」を感じさせない。たぶんこれは検索結果に、ニューズのリンクが欠けているからだろう。これは両者ともに取り組む必要がある分野だ。
  • ビングのサーヴィスにおける有料リンクは、グーグルのそれよりもずっと少ない。わたしはこれはよくないことだと見ている。たいていの人はこれをよいことだと見るだろうけれど。イーコマースの検索について言えば、有機リンクよりも有料リンクのほうが好きだ。有機リンクはスパムで上位に押し上げられていることが多いからだ。

わたしたちのポートフォリオ会社「クリッカブル」は、検索や、スモール・ビジネス向けキイワード広告の購入をしやすくするフロント・エンドのサーヴィスを提供しているが、先週わたしと同じようなことを実施して、その感想をクリッカブル・ブログに載せている。わたしよりも分析が深く行き渡っているが、ほとんど同じような結論に至っている。
というのが、わたしの当面の意見だ。あなたたちの感想もぜひ聞きたい。