ビングはリアル(タイム)になる

(This is a translated version of the "John Battelle's Searchblog" blog post. Thanks to John Battelle.)

わたしはこれまで、検索エンジンはほぼすべて、リアル・タイムのデータを拾っていないと不満を述べてきた(いまのところ、あるのはツイッターだ。だがフェースブックはもうそろそろ出してくるし、そのうちたくさん出てくるのだろう)。じっさい、わたしはマイクロソフトに対し、ビングの始動の前にしつこくこの件を申し立てた。その当時ツイッターの検索結果では、初期ベータ版ではまだリアルタイムで拾っていないことも付け加えて言っておいた。ああ、わたしは最近気難しくなっているだろうか?
まあ、それも変わりつつある、というか。以下今日のビングのブログ投稿から引用。

ツイッターの主導によってつくられてきた、リアルタイム検索およびデータの即時性という付加価値については、多くの議論が交わされてきました。わたしたちは、この社会現象を細心の注意をもって眺めてきており、コンシューマが実のところこの分野に何を求めているのか、しっかり耳を傾けてきました。本日、わたしたちは検索結果にリアル・タイムのデータを統合するべく、そのはじめの一手をお披露目します。まずはあらゆる方面から出てきている有名で多作なツイッターの人たちです。検索テクノロジおよびビジネス方面からはダニィ・サリヴァンやカラ・スウィッシャー。それから一般コンシューマへのアピールがある人物としてアル・ゴアやライアン・シークレスト。本日このあと、ツイッターに取り組んでいるこれらの人たちを検索すると、ビングの検索結果には、最新のツイートがリアル・タイムで表示されるようになります。

なんだって! じゃあいったい....わたしはそのなかに入っているのか? ふう。そんな運はなかった。だけれど、これはほんとうなのだが、どうも他の人も検索で出てこないみたいだ。ダニィもカラも出てこない。わたしの住んでいる地域ではまだなのだろうか。
いずれにせよ、検索しても出てきたものといったら、わたしのツイッターのアカウントから、いろいろな人のアカウントでしかない。というのは試したのは名前に「ツイッター」と加えて検索したのだが。それでもビングが始動したばかりの頃からはだいぶ大きな前進だ。でも、「ツイッター」と加えて検索しなければならない理由などないはずだ。これは間違った使い方である。やるならやる、やらないならやらない。だが誰かが言っていることをリアル・タイムで知りたい人に「ツイッター」とわざわざ入れることを求めてもしょうがない。検索がリアル・タイムの結果なのかを区別して、そのようなら表示させるのがいいだろう。あるいはなにかべつの賢いUIのソリューションを編み出してほしい。リアル・タイムはここにあるままのものだ。もう少しデザインしなおしてもいいから、ユーザに手間を要求しないでほしい。
そういうわけで、「ウェブスクエアード」の白書に書いたとおり、わたしたちはまもなくリアル・タイムを世界中へと広げていくことだろう。そしてわたしたちは自分の好きな検索エンジンに拾ってもらえるようになってもいいんじゃないか、ね?
でもよくやってくれた、マイクロソフト。どこの水とも知れぬところに足を踏み込んだのだから。グーグル、さあ今度は君の番だ。
追記: 検索ができるようになった。わたしもその選ばれたひとりだった! なんて嬉しいことだ!