今年の半分は終わった。ではわたしの予測はどうなったか?

(This is a translated version of the "John Battelle's Searchblog" blog post. Thanks to John Battelle.)
わたしは折に触れてこのエクササイズをするのが楽しみである。すなわち、わたしの今年の予測が、投稿してから6か月経って、どんな具合になっているか問いかけることだ。
さて、それでは、見てみましょうか?

1. 景気後退は終わる、というか具体的には09年Q4までには終わる。

たいていの人はこれが起こるだろうと同意してくれると思う。すでに起こっているとは言わない。わたしたちの共通認識は、その道のりにいるということだ。

2. オンライン・メディア空間は、上半期の景気悪化で打撃を受けるが、年末には総支出の面で昨年よりはましだったことが判明する。

審判はアウトだ。これを当たったと言うのはきびしい。だがわたし自身の経験からすれば、これが起こる可能性は十分ある。

3. グーグルは、検索シェアの目立った減少をはじめて目の当りにするだろう。グーグルは2009年の収益をどのように多様化させるかという問いに答えようとして梃子摺る。

よし、これはけっこう当たっているのではないか? うん、そうだ。グーグルにとってははじめての株価の落ち込みだったし、これは今年起きたことだが、それでも小さなものだった。まだ始まったばかりじゃないか。グーグルが収益をどのように多様化させるか、という問いは? これは、審判はアウトだ。だがアドワーズもしっかり生きている。いまのところ。ユーチューブはビジネス・モデルを模索している、というのはグーグルも認めている。一方、フェースブックはどうもひとつ見つけたようだが(セルフ・サーヴィスで)...

4. 上の3にかかわらず、グーグル株価は2009年Q3からQ4にかけて上昇するだろう。これは主に需要が集中するからで、需要が集中すれば、播かれたばかりの麦に雨が降るようなものだ。

これはすでに起こり始めている。GOOGは3月に300ドル以下から脱出し、いまや400ドルを上回っている。だがこれがつづくかは今後も見守っていこう。じっさい何人ものアナリストが、600から650ドルを回復すると予測している。

5. 上の3と直結して、マイクロソフトは2009年に検索シェアを5ポイントは伸ばすだろう。ひょっとしたら10ポイントかもしれない。

そうだよ、わたしはバカだった、ね? でも、先月マイクロソフトはビングを出してきたし、すでに2ポイントくらいシェアを伸ばしているし、マーケティングの大攻勢に1億ドルくらいつぎ込むこともできる。それから、大手との配給契約の結果も、まだコムスコアに反映されていない。もう少し待ってみよう。

6. ヤフーとAOLが合併する。

これはわたしの誤りだったと思う。というのは第一に、AOLが引き延ばすしかないから。それとも引き延ばすだけ引き延ばして、今年中になんとかヤフーと合併するのだろうか....

7. ...今年の後半に、マイクロソフトは合併した企業から、検索の収益化のために買い取る。

まあ...これも、今年はもうしばらく先へ進むのに時間がかかるのでは、とわたしは見ている。わたしは顔に卵を投げつけられそうだが。

8. アップルは現在の好調から目だった反転に直面する。

なんと、わたしはこれも間違っていたようだ、ここまでは。ジョブズの健康問題もあったけれど、これはべつにこの予測の理由だったわけではない。といっても、1年には必ず後半というものがあるから。

9. 大手ブランドは、しばらくは「ソーシャル・メディア」と折り合いをつける最良の方法を模索することだろう。

いまのところ当たっている。だがなんと、この分野の会社を経営する人にとっては、大きな大きな機会があることだろう。コホン

10. 代理店は、パブリッシャーのそれと同じような役割をますます強めるだろう。パブリッシャーは代理店のそれと同じような役割をますます強めるだろう。

これはもう当たり前のことになったと思う。年末の総まとめを書くときに、詳しく述べられたらと思う。

11. ツイッターはさらに、流星のごとく飛躍をつづける。

覚えているだろうか、わたしはこれを1月の時点で言ったのだ。ツイッターは当時590万ユニーク・ユーザだった、というコンピートの調査がある。いまやそれが2000万を超えている。しかもそれ以上に膨らみつつあることをみんな知っている。先月にはいったん歩みを止めたが、6月の数字がどのくらいか見ようと、みんな待っている。

12. フェースブックは、まったく衝撃的で、予想もできなかったことをやるだろう....そうこう考えているうちに、わたしはフェースブック・コネクトが真にオープンになって、データをサーヴィスから誰でもかんたんに取り出すことのできるように、規約を変更するとか、単純なことかもしれないと思いついた。もうひとつ、フェースブックツイッターの競合となるものを開発して、それがベータ版からいつまでも抜け出せず、そのうちに見捨てられるという結末になるだろう。代わりに、フェースブックツイッターを「友達にする」ことで、ふたつの企業は強力な提携を築くだろう。

なんと。そのとおりにやってくれた。少なくとも1つめはそうだ。2つめがどうかは、今後も見ていこう。

13. ラッキー13は、わたしのいつものモバイル予測のために使おう。2009年、モビリティは、ウェブのすべての面で前提条件となるだろう。

わたしはいつかは、これが実現するだろうと思っている。

14. さいごに、お約束するが、わたしは自分の本を発売できるように、精力をこめて取り組む。

さて、今後もみていこう....
ここまで正直に書かせてもらった。ありがとう!