独占契約と競争

(This is a translated version of "A VC" blog post. Thanks to Fred Wilson.)
先週書いた投稿のなかでわたしは、携帯キャリアと携帯メーカが示し合わせて独占契約をするのは独禁法の競争排除に当たるという見解を述べた。だがほんとうは、政府が市場へ介入することは、この状況をやめさせる方法があるのなら、行なわないほうが好ましいとわたしは思っている。
ついさっき、ヴェライゾンが独占契約を6か月以内に打ち切るための用意があるというニューズを見つけた。これは明らかに政府による監視の目を避けようというねらいで、このような市場における自発的な動きによって、わたしたちがあるべき場所へと落ち着いてくれたらとわたしは願う。
わたしにとっての結論を言うと、すべての端末が、どの携帯番号でも、どのネットワーク業者でも使えるような市場へと向かうようにわたしたちは取り組むべきである。インターネットが想像を超えるイノヴェーションのプラットフォームになったのは、そのような構造のおかげである。
モバイル市場は正しく整えていれば、もっと大きなイノヴェーションの可能性があったのではないか。ただひとつ現状で先に進めないでいることは、モバイルのビジネスと技術的な構造が、閉鎖的なシステムと独占契約にもとづいていることである。これからは少しずつ、でもたしかに、正しい方向へと進みつつあるような気がしている。モバイル端末のユーザとして、そしてモバイル・ウェブの投資者としても、そう感じることができるのはうれしいことだ。