CV.IM - 新しい種類の投資マネジメント口座

(This is a translated version of "A VC" blog post. Thanks to Fred Wilson.)
わたしたちのポートフォリオ会社「コヴェスター」は今日、新しい種類の投資口座を開始した。その名前は「コヴェスター・インヴェストメント・マネジメント」(CV.IM)である。
わたしは前に、どうしてこれが興味深いと思うか、わたしがこの2か月間ベータ版利用者/投資者として関わってきたか、そしていまどうしているか、説明するかなり長いブログ記事を書いておいた。だが投資マネジメントは法的制約のあるビジネスなので、弁護士がこの記事をあまりよく思わなかった。というわけで、ほかの人が書いたものをリンクするのにとどめておこうと思う。
コヴェスターはCV.IMにかんする投稿を載せている。かれらによるCV.IMの説明は以下のとおりだ。

これは世界で最初のマルチ・マネジド・アカウントまたはMMAです。MMAをつかうと、自分の口座に入っている資金を自分で管理しているプロフェッショナルおよび一般投資者と同じように、投資できるようになります。これは新しいカテゴリの投資商品で、あなたは専門のマネージャと連絡を取り合うこともできるので、これはいわばしっかりしたセキュリティと、マネージャのもとにある口座情報を見通せる、という条件を両立したヘッジ・ファンドのようなものです。

テッククランチはCV.IMにかんする投稿を載せている。かれらはこのように言っている。

10人の「ポートフォリオ・マネージャ」の一人ひとりが、それぞれの口座で証券取引をしている。マネージャはあなたのカネをいっさい懐に入れない。あなたが開設した口座がTDアメリトレードであれ、インタラクティヴ・ブローカーズであれ、CVIMはただ取引データをその仲買口座にリンクするだけである。あなたが自分のフォロウしたい口座を選択すると、CVIMはリンクされた仲買口座と同じ内容を、自動的に適正な単位に変換して取引できるようにするわけだ。

そしてわたしのパートナーのアルバートも、コヴェスターの取締役会に名前が載っているが、CV.IMについて投稿を書いている。かれはこのように言っている。

コヴェスターに投資したのは、「人々に力を」というユニオン・スクエア・ヴェンチャーズの掲げる目標に通じるところがあったからだ。

「人々に力を」とは、わたしたちにしてみればウェブの定点のようなものです。既存の大組織に集まっていた力を、もっと小さな組織へと移し替え、できるだけ個人にまで行き渡らせるということです。

コヴェスターについていえば、問題になっている組織とは大型投資マネジメント会社のことであり、個人とは自分のカネを投資したいと思う人たちのことである。

これは投資マネジメントにおいては、新しく、これまでとは違ったやり方である。わたし自身は、コヴェスターの投資者と、CV.IMを使う投資者との両方で参加することができるので、わくわくしているところだ。