ストックホルム

(This is a translated version of "A VC" blog post. Thanks to Fred Wilson.)
わたしたちはストックホルムに2日間滞在した。この場所の雰囲気をつかむのには十分だが、隅まで歩き回り、その雰囲気に浸るのには十分ではなかった。
この都市は水に覆われている、という点でオーストラリアのシドニーによく似ているが、たぶんそれ以上である。どこへ行っても島のように見える。これははっとするような眺めであり、とても美しい。
美しいといえば人もそうである。眺めても美しいし、関わりあいをもっても美しいと思う。とても気さくで、話しかけやすく、よそからやってきた人間に対しても温かく受け入れてくれる。ここではほとんどの人にとって英語は第二言語で、わたしの子供たちが「ハリー・ポッター」を見に行ったら、映画は英語のタイトルにスウェーデン語のサブタイトルがついていた。このことも、ここの人たちが皆英語が上手であることを表しているかもしれない。
この街にいるあいだ、何人かのアントレプレナーと投資者と会合をしたが、会いたかったけれど会えなかった人も何人かいる。仕事と家族の休暇を両立させることはむずかしい。わたしはあまりおすすめしない。
わたしの感想を書くと、ストックホルムはテック・スタートアップのコミュニティをしっかりと持っている。ロンドンやベルリンにくらべると小さいけれど、十分うまくやっているし、スウェーデンでは、エンジニアリングの文化はとても強い。それに加え、あるアントレプレナーが言っていたが、冬のおかげで、コンピュータの前に長い間座っていることができるという。
ストックホルムはちょっとした寄り道だ。パリから飛行機で2時間で、ロンドンからであればもう少し近いと思う。だがテック・スタートアップのコミュニティにいるわたしたちのような人間は、注目してもいい場所だと思う。
この2日間でわたしたちはなんとか観光して回ることができた。ゴサム・ギャルはブログに、よく撮れた写真を載せている(いまわたしはブラックベリイから書いているのだが、彼女のブログはhttp://gothamgal.comだ)。
それからわたしもタンブログに写真を載せている。http://fredwilson.vcと、フリッカーではhttp://flickr.com/fredwilsonだ。
群島への船旅はしなかった。わたしが話をした人は皆、ストックホルムに来たらぜひしたほうがいいと言っていた。そういうわけで、またここに来る理由ができた。
わたしたちは、ロイヤル・パークという、市の中心近くにある島を時間をかけて散歩した。この公園にあるのが、ヴァーサ号博物館で、これは博物館まるごと、1600年代の軍艦の廃墟を完全復元したものである。これは圧倒的なもので、近くで見るだけの特別ななにかがある。これはとくにおすすめしたい。
それからもうひとつ、とくにおすすめしたいのがわたしたちが泊まった宿、リドマーだ。これは新しく、すばらしく整えられたところで、自宅から離れたところにいるのに居心地よく懐かしい感じのするところだった。
だがいちばんわたしたちの気に入ったのは、市内を散歩して回ることで、あちらこちらへと足を伸ばし、買い物、食事などしながら、ストックホルムのすばらしい景色、音、匂いを感じることであった。
この2日間はほんとうにすばらしい時間だった。いまわたしたちはパリを経由してスロヴェニアに向かうところだ。