ターゲットスポットはその次の展開へと踏み出す

(This is a translated version of "A VC " blog post. Thanks to Fred Wilson.)
わたしたちのターゲットスポットへの投資については、ここでも、ユニオン・スクエア・ヴェンチャーズのブログでも前に書いたことがあるので、わたしがオンライン・オーディオ広告の可能性についてどう考えているか知っている読者も多いと思う。
オフラインの広告における主要カテゴリのなかでは、オーディオはオンラインでの発展がいちばん進んでいない。だがこれが急速に変わりつつあるのだ。今週「パンドラ」はクリア・チャネル子会社の「カッツ」とオンライン広告の新しい手段を販売することで提携したと発表した。パンドラは「純粋の」オンライン・ラジオ(つまり、地上波のラジオをインターネットで流すのとは別のもの)では主導的な立場にいるので、これは「純粋の」オンライン・ラジオ会社がオーディオ広告へ参入するきっかけをつくった瞬間となるかもしれない。
そして、それがターゲットスポットの力の見せ所である。ターゲットスポットは、オンライン・オーディオむけの最初で最大の広告プラットフォームである。主要な地上波ラジオ局の多くと、純粋のオンライン・ラジオ業者の一部がすでにターゲットスポットをつかってオンライン放送の収益化を行なっている。
最初の2年のあいだ、ターゲットスポットはほとんどオーディオ広告ビジネスだけのために苦労して働き、その市場では一人者のテクノロジ・プラットフォームと、ラジオ局のネットワーク、オンライン・オーディオの提携相手、それから伸び続ける販売力とを獲得してきた。今年オンライン・オーディオは世界中で2億5000万ドル規模の市場となる見込みである。あと2年のあいだに10億ドルまでに伸びるだろうとわたしは信じている。これはまだ飛び立ったばかりの市場なのだ。
ターゲットスポットが今日これから発表する、新しいCEOとしてエイアル・ゴールドワーガーを選出したことは、次の展開を推し進めるのにちょうどふさわしいことである。エイアルはスタートアップやオンライン広告については長年の経験があり、経営スキルがあり、テックに精通し、会社の事業開発の能力もあると、資質には申し分がない。わたしはかれと一緒に仕事ができることをうれしく思っている。
ターゲットスポットはそして、創業者CEOであるダグ・パールソンがアイディアと試作品をもって率先し、新しいオンライン広告市場における主導者へと会社を押し上げたことにも大きく助けられている。ダグはいま、新しい会社を始動させるのに忙しくしていて、まもなくかれが発表してくれるものと期待している。
もしあなたがオンライン・オーディオ・コンテントにかんするビジネスをやっているのなら、ターゲットスポットと話をしてみる価値はあるだろう。もしエイアルに紹介してほしいということなら、わたしに連絡をくれれば、わたしから返事をしよう。