ファンのプラットフォームを毛嫌いするなかれ

(This is a translated version of "John Battelle's Searchblog" blog post. Thanks to John Battelle.)
ニュー・ヨーク・タイムズのこの記事
「外野席のブロガーを、フットボール・リーグは収益の妨げになると警戒」
(ちなみに、わたしの投稿も参照。「プレーヤのプラットフォームを毛嫌いするなかれ」)
わたしはこのトピックについては大声で言いたいことがあるが、いまは単純に書く時間がない。これでもいちおう休暇中ということになっているのだ。だが言っておくと、もしあなたが、たとえばフットボール・ゲームなどの「コンテントを所有」しているのなら、あなたがとるであろう方法は2とおりだ。1つ。よそ者を追い出して貯え込むこと。2つ。エコシステムにおける酸素になること。1つめだが、禁止することはできるが、長い目でみればコミュニティのエコシステムを損なうことになるとともに、たとえ応援団コミュニティがそれを期待してもプロダクトの展開を広げることも妨げられる。というのは、あなたがしていることは突き詰めていえば、自分のプロダクトにかんして、あなたのコミュニティが声や意見をもつことを拒否していることになるからだ。それは「あなたの」コミュニティなのだから、わたしたちがあなたに与えたいと言っているものを、あなたは喜ぶはずだ。
2つめだが、これはエコシステムに決定的な生命力を与える要素をもたらすものだ。だがこれはエコシステムがあってはじめて意味のあるものだ。そう、空気は酸素がなければ吸うことができない。だがくりかえすと、酸素だけだったら、それは空気じゃないのだ。
ともかく、この記事を読んで、じっくり考えてみてほしい。ファンが見に行ったゲームについてブロギング(とかツイート)するのを締め出す理由は、かれらがSBNとかアドセンスとか誰かから利益を得るかもしれないからだって? おかしいんとちゃう?
顔でも洗ってきたらいい、スポーツ界の人たちよ。このエコシステムにおける酸素になるのがよりよい道だ。それはまず、大きな収益をもたらす機会なのだ。それから、ビジネスをするならこっちのほうが楽しいやり方だろう。あなたの出した結論よりも、ずっと実のあるものだよ。
よし、では休暇に戻ろう。