自分の考えを表明すること

(This is a translated version of "A VC" blog post. Thanks to Fred Wilson.)
わたしが政治について書いたり、ツイートするたびに、このようなことを言う人に出くわす。

rkoffler ウィルソンは2.0の驚くべき才能に投資するのに専念しておけばいいのに。@jeffcohn: RT @fredwilson オバマは最後の5分間でほんとうに惹きつけることを言ってくれた。

先週コンシューマ主体型のヘルスケアについて投稿したとき、わたしはこのようなコメントをもらった。

ヘルスケアの問題となると、ちょっとした成功者は決まってヘルスケアやリスク管理や政策の専門家であるかのように勘違いしてしまうのが、とても残念なことだと思う。

このことは、ここAVCブログでも言ったことがあるが、これはわたしにとって大事なことなので、もういちど言わせてもらいたい。
わたしは書くことすべてについて専門家であるわけではない。でもだからといってそれは、ヴェンチャ・キャピタルとウェブ・スタートアップ以外の事柄について自分なりの考えを表明することを遮られるようなことではない。そのせいで一部の人には不愉快な思いをさせたり恥辱することもあるかもしれない。ときには、わたしたちのビジネスに差し障ることもある。というのは、そういった人たちがわたしや、わたしたちの法人と取引をする可能性が狭められてしまうこともあるからだ。
それでもわたしは自分をさらけ出し、自分の考えを公に表明するとともに、思ったとおり発言することを自分で決断したのだ。そしてわたしはこれからもそうしつづけるつもりだ。
このブログの読者のなかにも、わたしの政治への意見にはだいたい賛成できないという人も多くいる。たとえばアンディ・スワンJLMハッケンサックのデイヴスティーヴ・ケーンなど、何人もいる。だがかれらは一度もわたしに自分の考えを表明するなとは言ってこない。かれらはコメント欄で、わたしが間違っていることを指摘する。ということでわかっただろうか? かれらはわたしの考えをべつの視点へと開いてくれたし、そして何よりも、かれらがわざわざ時間をとってそこを正確かつ気遣いながら訂正してくれたおかげで、わたしはかれらの見方についてオープンな考えをもつことができるようになった。
もしあなたがわたしのことをくだらん奴だと思うのなら、コメント欄で知らせてほしい。だができれば、わたしには自分の考えを表明する権利がないなどとは言ってこないでほしい。わたしたちは、誰でもそのような権利があるオープンな社会に生きている。そしてそうであることを感謝している。