ニューヨークのウェブ・スタートアップ分野を特別にしているのは何か?

(This is a translated version of "A VC" blog post. Thanks to Fred Wilson.)
9月29日の夕方、わたしはニューヨークのウェブ・スタートアップ分野について話す予定だ。これはわたしたちのポートフォリオ会社「クリッカブル」の月例「カルチュラル・イヴェント・シリーズ」の一部となっている。わたしが昨年秋にNYCのウェブ産業の歴史について話した講演をまたやってほしいとかれらに言われたのだ。だがこれはふさわしいアイディアだとはわたしには思えなかった。それについてしばらく考えて、わたしは結局過去のことに光を当てるより、NYのウェブ・スタートアップ分野の現在と未来に光を当てることに決めた。
数週間前、クリス・ディクソンがNYのスタートアップ・シーンは「復活の準備ができている」と述べる投稿を書いた。わたしはその投稿にリンクし、そのトピックについて少し自分の考えを添えた。NY周辺のウェブ・スタートアップ活動が上昇基調にあり、そこではさまざまな興味深いことが進行しているという、クリスの実感にはわたしも同意する。
わたしはその話について語りたいと思っていて、じっさいそれはなぜなのかを検討してみたい。それはわたしにこのような考えがあるからだ。それぞれのスタートアップはスケール拡大のセンターであり、少なくともそのうち半ダースほどは、特別な何かを交渉のテーブルの上に持ってくることになる。シリコンバレーはこれらのスタートアップのもっとも大きくもっとも大事なハブであり、その強みはとてもよく理解されている。だがセカンダリー・マーケットについては必ずしもそうとは言えない。だがこれはとても大事であり、ますます大事になりつつあるものだ。
シアトル、ボストン、ボールダー、そしてカリフォルニアについてわたしが話す内容には、とくに定評があるわけではないが、NYのスタートアップのエコシステムについては、長いあいだ研究してきたし、それがわたしの専門であるという評判は得ている。わたしはこのへんの話をしようと思っていて、スタートアップの人たちがわたしたちをどこへ誘おうとしているのか、語ろうと思っている。
ウェブ2.0キイノート講演でもそうしたが、今回の講演も含めて誰でもアイディアを書き込めるようなwikiを用意しておこう。このwikiにわたしのほうでデータをいくらか種まきしておいたが、これはまだ発芽期といったところだ。わたしはのこりの2週程度でこの講演の準備をしようと計画していて、このトピックについて興味がある人は誰でもこのwikiに立ち寄って、あなたの考えを寄稿していってほしいと思う。
この講演は券が売り切れてしまったようだが、講演は記録されて、誰でも聞けるようになることをお約束しよう。今回のがうまく行ったら、また次回もやることもお約束しよう。