スタートアップ・ヴィザ

(This is a translated version of "A VC" blog post. Thanks to Fred Wilson.)
わたしは「シードキャンプ2009」のために、いまロンドンにいて、ここでヨーロッパ中からやってきたアントレプレナーたち、テクノロジストたちとその日を過ごした。これをきっかけに、世界にはすぐれたアントレプレナーやテクノロジストがあふれていることを気づかされている。
その日わたしはわたしたちのポートフォリオ会社のひとつ(この会社はヨーロッパで生まれた)の取締役会を開いた。この会社は成長をつづけていて合衆国でも人を雇っているが、その創業者のひとりはヴィザの問題で、すぐには合衆国に戻ってこれないということがわかった。
これはわたしにとってもその創業者にとっても憤りを感じることである。彼がリスクをとって、彼とパートナーとチームのメンバーがイノヴェーションを起こしていることが、合衆国内でビジネスを生み出し、職や富を生み出し、それは合衆国内に大半がとどまるものなのだ。それなのに彼はその国にいますぐ帰ることすらできない。
これは頭に来る。一般にわが国の移民政策については問題があると思っているが、それより個別的に、スタートアップの創業者と主要チーム・メンバーのためのヴィザにかんする規制を、少なくとも合衆国に本拠の一部を置くものについては、修正するべきである。もしかれらがエンジェルやVCからの融資を十分に受けているのならなおさらである。
幸運なことに、「スタートアップ・ヴィザ運動」なる政治運動がだんだん盛り上がっていて、そこにはかなりの勢いがある。もしあなたに下院、上院議員など代議士に知り合いがいたなら、かれらにこの問題へ耳を傾けるよう訴えかけていただきたい。わたしはこの問題について政治との関わりはないが、政治的にはそんなに実現のむずかしい問題であるとは思えない。世界中のアントレプレナーが少なくとも本拠の一部は合衆国にある会社を創業していて、そのせいで職が失われるということはないのだから。
これらの人たちが容易にわが国へ出入りできるようにするべきである。あなたがたの助けがあれば、わたしたちにはそれができると思う。