新鮮な資金をもったVCは投資に踏み切ろうとしている

(This is a translated version of "Don Dodge on The Next Big Thing" blog post. Thanks to Don Dodge.)
そう、ヴェンチャ・キャピタルの世界には最近よい知らせがある。ヴィノド・コスラがつい先日コスラ・ヴェンチャーズに10億ドルの資金調達を成立させた。ほかの法人もやはり多額の資金調達を成立させている。この2年間で、VCは600億ドル以上の資金調達を成立させている。最近の資金調達のリストを載せよう。数字の単位は百万ドルである。

調達済みのVC資金はふんだんにあるものの、それをどこへ投資するかについては、どの法人も非常に用心深くなっている。投資の契約が成立した例はいくつもある。「ソフトテックVC」のジェフ・クレーヴィアはこの2年間で41回の投資を実施した。「ファースト・ラウンド・キャピタル」は56回の投資を実施した。伝説的なエンジェル投資者であるロン・コンウェイはつい先日それと同等の投資を実施したところで、コンウェイはこれまでのキャリアで500回ほどの投資を実施してきた。ここに、もっとも多く投資の契約を成立させた法人のリストを載せよう。

なぜVCは99%に対しノーと答えるのか - 調達済みの投資キャピタルはふんだんにある。だが覚えておいてほしいのは、VCは99%に対しノーと答えることである。どこの法人にもそれぞれ投資方針があって、かれらはできるだけそれを守ろうとしている。ふさわしい相手を見つけるまでに、多数の法人と商談をしなければならないということもあるだろう。覚えておいてほしいのは、投資の決定に至るまでには、その99.9%ほどにノーと答えなければならないということである。公開株として取引される株式は5,000種類にものぼり、それ以外にも5,000種類のファンドが存在しているということを思い出してほしい。平均的な投資者は5種類の株式と、5種類のファンドを保有している。なぜ、かれらはこの10種類を選び、その他の9,990種類の投資手段にノーと答えるのか? それらが悪い会社や投資先だからだろうか? いや、そこに投資している人たちはほかにも多数いるはずで...ただ単に、相性が合わなかっただけなのだ。VCのやり方もやはりそれと同じである。