フォースクエアにまつわる二つの小話

(This is a translated version of "A VC" blog post. Thanks to Fred Wilson.)
わたしは今日ある友達と「パスティス」で朝食をとっていた。するとレストランの「メイヤー」であるマーク・グナイムが入ってきてバーのほうに行き、持ち帰りのためにモーニング・コーヒーを注文した。わたしは友達にこう言った。「あれを見てごらん、彼はこれからケータイをとりだして何か操作して、ぼくがこのレストランにいることをみつけるはずだよ」わたしのその友達は、フォースクエアはやっていない人だが、わたしにこう言う。「どうしてわかるんだ?」わたしは言う。「まあ信じてごらん」そして予想どおり、マークはレストランのなかを見回して、わたしたちがいるのを見つけ、こちらへやってくる。我々は10分ほど、ウェブ上の音楽のこと(とフォースクエアのこと)などを話し合った。
今朝わたしがパスティスにチェック・インしたとき、わたしはこういう一言をつけ加えておいた。「新しいウェブ・ミュージック・サーヴィスについてデモをしてもらっているところ」と。「ターゲットスポット」のCEOエイアル・ゴールドワーガーは、これをケータイで見つけて、このデモを見せてもらおうと地下鉄に飛び乗ってやってきた。しかし残念なことに、彼が到着したとき、わたしたちはすでに店を出ていた。
だがこの両方の小話は、フォースクエアがどういった可能性があるかを示す例である。シンプルで、気まぐれなサーヴィスといったところか。あなたはただ、ケータイをつかっていまいる場所をチェックインするだけだ。だがそこから生まれるデータと、あなたのソーシャル・グラフ(交流関係)に訴えかけるように表示されるその画面は、とても力強いものだ。フォースクエアのユーザ・ベースが6ケタに到達したときには、なにかずっとおもしろいことが起きてくるとわたしは期待していて、7ケタに到達するのもそのうちではないかと思っている。
情報開示: フォースクエアはユニオン・スクエア・ヴェンチャーズのポートフォリオ会社のひとつである。