サムタックが資金調達ラウンドで13億ドルの評価額に

サムタックは技能者(たとえばヨガ・インストラクターや電気工事士)向けマーケティングおよび求人広告を手がける新興企業だが、1億25百万ドルを資金調達し、評価額は13億ドルに達した。
今回の投資によって、設立6年のスタートアップである同社は「ユニコーン」と俗によばれる10億ドルを超す株式未公開企業の仲間入りを果たした。サムタックは昨年時点では7億5千万ドルの評価額だった。スコットランドの資産運用会社であるベイリー・ギフォードが今回のラウンドの主幹事となり、サムタックが調達した累計資金はほぼ倍増となった。以前のラウンドから参画しているタイガー・グローバル、グーグル・キャピタル、セコイア・キャピタルも引き続き投資に加わった。
「長期持続企業としての資本水準を確保する必要について意識すべき時期となりました」とサムタック共同創業者で首席経営執行役員のマーコ・ザッパコスタは述べている。今回の投資はいわゆるレートステージで、スタートアップである同社は既に5回以上の資金調達ラウンドを経過している。
ベイリー・ギフォードは世界各地からの資金を総額1730億ドル程度運用しており、公開企業への長期投資を主力としている。「ヴェンチャー投資家はいつかエグジットする必要があり、そこでわが社は今後の長期的な株主を受け入れることによって、大規模で自立的な運営の行なえる事業環境を整えることをめざします」とザッパコスタ氏は述べている。
サムタックは調査機関のCBインサイツが作成した、10億ドル企業にもっとも近い50社というリストにも載っていた。サムタックが直近の資金調達ラウンドを発表する前に、CBインサイツはこのリストのうち3社が大台に乗ったと発表していた。
セコイア・キャピタルのブライアン・シュライアーはこれまでサムタックの投資に携わっており、同社が異例の多額資金調達をめざしている理由を「10億ドルの評価額を上回る事業をすでに提供しているにもかかわらず、ローカル・サーヴィスという5000億ドル規模の市場に建てられたばかりの段階」にあるためと指摘する。
サムタックの本質は、サーヴィス提供業者と顧客をオンライン・マーケットプレースを通じてつなぐ、というものだ。同社のビジネス・モデルにおいて、サムタック・マーケット・サーヴィスは仲介業者として個別の案件に関心を寄せる顧客を呼び込む。顧客との連絡をとるためには料金がかかり、支払いを受けてその詳細を送信することになる。一度取引が成立した顧客と技能者のあいだに再びサムタックが介入することはない。
サムタックには現在アクティヴ利用中の技能者が20万人おり、2013年の10倍にも達している。同社は売上高と損益の実績については公表していない。
サムタックはスモール・ビジネス運営者向けの請求書、決済、スケジュール管理、顧客情報管理といったサーヴィスを構築するために直近の資金を投じる計画だと表明している。
「顧客定着ツールを技能者の方々に提供し、サムタックが顧客開拓と定着の好循環に役立つような仕掛けをつくっていきます」とザッパコスタは述べている。続きを読む
(From the NYTimes.com blog post. Thanks to Katie Benner.)