シングルマザーで、それ以外家族が不明な女性が、ドイツに姉を見つける話

DNA検査を受けて人生が変わる、そういう経験は期待しているのか?といえば簡単には言えない部分があります。人がひとり生まれ、育ち、大人としてそこに暮らしている。それだけで重みがある。それが変わることは、多くの場合、期待に反することかもしれない。でも、それしかない、そう思って検査キットを購入する人もいる。事情があって。そういう話がまたあったので共有します。
オーウェンズボロ・タイムズの記事を日本語に置き換えてみた成果です。続きは
https://www.owensborotimes.com/life/family/2020/06/dna-testing-connects-owensboro-woman-to-half-sister-in-germany/で読むことができます。

オーウェンズボロに住む女性は、自分には姉がいて、その存在を全く知らないままだったが、姉がドイツに居住しているという事実を知ることとなった。遺伝子検査がきっかけで、ランディ・コルドウェルと、クリムゾン・スミスは今年はじめて会うことができた。
コルドウェルは幼い頃、母親を失っており、いまでは子供がいるが、自分自身の先祖を知っておけば娘のために何かなると思って検査を受けた。彼女が買ったのは、23アンドミーのDNAキットで、そこで知った結果は、とくに予想外でもなかった。だが春になって、とある女性からのメッセージが届いた。彼女は片親の同じきょうだいだという。人生の転機だった。
コルドウェルの話では、彼女は育っていく過程で家族をとつぜん失うという経験を重ねてきたという。4歳のときに母親が亡くなり、その後父親だと思っていた男性は2010年に亡くなった。そのため、その両親の手によって彼女は育てられた。ティーンエージャーのとき、ふたりとも逝去してからは、彼女はしばらくのあいだ州から州へと移り住むこととなった。「この時期に私が知ったのは、おとうさんが本当の父親ではなかったということ、でもおかあさんがいないから誰が本当の父親なのかわからなくて、ジョージア州に住んでいたという話をしていた。それだけです」と彼女は言う。
2019年に30歳になった彼女は、シングルマザーであり、自分自身についてもっと知りたいと思った。「DNA検査をしてみれば、自分の家族について、何かヒントのようなものがあるかもしれないと、やっぱり期待しました」と彼女は言う。「なにしろ家族がひとりも生きていないわけだから、それしか方法がなかった。結果が届いて、いとこ、はとこ、遠い親戚の存在はわかったけれど、それ以上は何もわかりませんでした。医療を受けた履歴などはいろいろわかって、それはよかったと思いました」
今年の3月になってコルドウェルは、とある朝、23アンドミーのアプリでドイツの女性からメッセージが届いていることに気づいた。
「『検査を受けてみたら、片親の同じきょうだいがいるって書いてあって』と言われました」とコルドウェルは話す。「ほんとがどうか、わかりますか?と訊かれました」
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